SESって実際どうなの?高卒で入った現役エンジニアの本音

エンジニア転職

はむまるです

現役SESエンジニアで、在宅で働いています

今回はSESの実態が知りたいと思っている人に向けて

私が感じるSESの

  • 良かった点
  • きつい点

さらにSESに

  • 向いている人
  • 向いていない人

について話します

「SES やめとけ」とよく見かけます

実際に中で働いているエンジニアはどう感じているのか

良かった点もきつい点も、隠さずに正直に書きます

読み終えたあとに、自分にとってSESがアリかナシか判断できるようになるはずです

良かった点

未経験でもIT業界へ入りやすい

SESは企業の開発プロジェクトに自社の人材を派遣して対価を得るビジネスです

SES企業は少しでもエンジニアを増やしたいと思っているため未経験でも積極的に採用しています

少し年齢が高めでも、特定の業界や分野の知識に特化していれば比較的採用されやすいです

私もプログラミングスクールの経験あり、実務経験ゼロでしたがSES企業への入社でエンジニアになりました

フルリモートで仕事が可能

プロジェクトによってはフルリモート可能の案件もあります

そうしたプロジェクトに参画することができればラッキーです

面倒な通勤がなくなるので朝の時間を自由に使えます

ゆっくり趣味の時間を使っても、ぎりぎりまで寝てもオッケーです(笑)

私は朝の時間に副業をしたり、資格の勉強をしています

きつい点

案件によっては残業が多い

いわゆる案件ガチャ失敗というやつです

私がSESに入社して初めてのプロジェクトでは、終電間際まで業務をするのが日常化していました

最初の1週間はそのプロジェクトがどういったことをしているのかを把握する導入教育の期間があります

1週間が経って自分の担当する作業を振られました

1日で終わる作業量だったため、作業完了の報告をすると、じゃこの作業を今日中にと言われました

「あれ?もうそろそろ定時ですよね?」と思いましたが

プロジェクト業務が初めてで、右も左もわからない初心者です

とりあえず作業を受けることにしました

定時になって周りを見ると他の人も帰る気配がありません

後から知りましたがこのプロジェクトでは作業量が多いのにエンジニアが不足しているので、残業することで業務を回しているようでした

こういったプロジェクトに参画すると体力も気力も削がれて仕事を続けるのがきつくなります

私はなんとか踏ん張ろうと思いましたが限界がきて会社に相談して4か月でプロジェクトを抜けて別のプロジェクトへ移動しました

評価が悪いとプロジェクトから退場となる

例えば◯日までにこの作業を終わらせて!と依頼されたとします

期限までに作業が終わらなかったときに、その理由が

  • スキル不足で作業スピードが遅かった
  • 遅刻や欠勤が多く作業をする時間が足りなかった

だと、プロジェクトを退場となる可能性があります

SESではプロジェクトに参画する期間が決まっています(大体3か月くらいが多い)

期間が終了する前に更新するかしないかをプロジェクトから判断されます
(会社を通して更新しない選択をすることもできます)

このときにさっき例にあげたように作業の成果が悪いと、自分がプロジェクトに残りたくてもプロジェクトから退場となります

プロジェクトの方で参画しているエンジニアを減らそうという動きがあれば、その影響で退場にもなるので、必ず評価が悪かったからというわけではないですが・・・

プロジェクトはスキルに見合った作業を依頼してくるので、それで成果が悪いと「この方、想定より使えないなあ」と判断されることがあるということです

「やめとけ」と言われる理由

ネット上で「SESやめとけ」と言われる代表的な理由は、私の経験から見てもおおむね当たっています

スキルが固定化されやすい

プロジェクトの募集は「◯◯業界の経験者」「Java開発を◯年以上」のように条件付きで来ることが多いです

会社は引きの強い案件に送り込みたがります

結果、特定の業界・特定の言語に偏ったキャリアになりがちです

市場価値は出るけれど、スキルの幅は微妙、というジレンマがあります

給与が上がりにくい

SESは単価から会社の取り分が引かれた額が給与です

プロジェクトで評価されても、それが直接給与に反映されにくいと感じる場面はあります

客先では「外の人」というポジション

プロジェクト先では基本的に外注扱いです

プロパー社員と同じ会議に出ても踏み込めない領域があったり、踏み込んだ評価をされにくいことがあります

帰属意識を持ちにくい

所属する会社(自社)と働く現場(客先)が別なので、「自分はどこの人間?」と感じることがあります 

研修も歓迎会もリモート、現場は他社の社員に囲まれる、ということが普通に起きます

ただ、これらが「全員にとってNG」かというと違います 

次の向き不向きの話につながります

どんな人に向く・向かない?

SESに向いている人

未経験からエンジニアになりたい人

全くの未経験からエンジニアに挑戦して働きながらエンジニアとして必要な経験を積むことができるのがSESの魅力です

実務経験ゼロからエンジニアになりたい人にとってSESは有力な選択肢となります

新しいスキルを覚えてスキルアップしたい人

プロジェクトでは様々な業種の企業が開発プロジェクトを実施しています

自分がこれから覚えていきたいプログラミング言語を開発に採用しているプロジェクトに参加できればその言語を深く知ることにもつながります

ある程度経験が積めてきて新しいスキルを覚えたければプロジェクトを変えることができます

そうやって様々なプロジェクトを経験することでエンジニアとしてレベルアップできるので
自分の市場価値を高めたい人に向いています

いろいろな環境で働いてみたい人

勤務場所やチームメンバーがプロジェクトによって変わるため、環境の変化を感じることが多いです

新しい環境でも積極的にコミュニケーションが取れる人にとってはSES向きといえます

色々なエンジニアと交流することができるので、人脈を広げていくことができます

SESに向かない人

安定した環境で働きたい人

勤務場所や人間関係がプロジェクトごとに変化することに抵抗がある方には向きません

出社が必須のプロジェクトだと、勤務場所によっては家から近くなったり遠くなったりと
通勤時間が変化しやすいのでストレスに感じると思います

また、新しいプロジェクトで自分と合わない方と同じチームメンバーになると
人付き合いに悩みを抱えることにもなります

同じ環境で安定して長く働きたいのであれば、自社開発の会社などSES以外の道でエンジニアに挑戦してみることが適しています

新しい人間関係を作ったり共同作業が苦手な人

SESはプロジェクトに参加するエンジニアと協力して作業を進めます

人見知りの人やひとりでもくもくと作業をするのが好きな人はストレスに感じると思います

プロジェクトが変わるたびに毎回新しいエンジニアと知り合うため、苦手な人はSESの働き方に抵抗を感じるので不向きです

長期的なキャリアの軸を早く決めたい人

プロジェクトが変わるたびに使う言語・業界が変わる可能性があります

「3年後はこの分野のスペシャリストになる」と早めに決めて動きたい人には、SESの環境はやや不向きです  

自社開発企業のように同じ製品に長く関わる職場のほうが、軸が作りやすいです

未経験で入るときの心構え

SESに入るならこれだけ気をつけてみてください

  • 最初の数ヶ月は案件ガチャの可能性があると覚悟しておく
  • きついプロジェクトに当たったら「会社に相談して抜けられる」と最初に知っておく
  • SESを「ゴール」ではなく「キャリアの第1歩」と捉えておくと気が楽

まとめ:合う人には悪くない、合わない人は寄り道として割り切る

ここまで読んで、SESが自分に合いそうか・合わなさそうか、なんとなく見えてきたと思います

私自身は、未経験から入って働きながらスキルを積めるSESの仕組みは、自分にとっては悪くなかったと感じています 

きつい時期もありましたが、会社に相談してプロジェクトを変えることで多くの問題は軽減できました(ゼロにはなりません)

ただ、合わない人もいます 

安定した環境で長く働きたい人、人間関係の変化がストレスになる人には正直おすすめしません 

その場合は自社開発企業など、SES以外の道を検討するほうが幸せになれると思います

未経験からエンジニアを目指す人にとっては、SESを「最初の入口として使う」のもひとつの選択肢です 

合わなければ他の道へ、合うならそのまま続ける 

判断材料が増えるという意味で、悪い選択肢ではありません


エンジニアになるまでの道のりは、こちらにまとめています▼

学習の始め方を迷っている方には、こちらが参考になります▼

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